消化性潰瘍(胃潰瘍,十二指腸潰瘍)についてまとめました‼
こんばんは‼やんやんです。
ここの所いい天気が続いていますね‼ しかし関東では週末天気が崩れるようで、そろそろ桜も散っていくころですかね...。
実を言うと少し前から記事を書き始めましたが、なかなかまとまらず今日の更新になってしまいました...笑
一昨日の夜、友人と電話した時にストレスで胃がキリキリすると言っていたので、今回は消化性潰瘍についてまとめていこうと思います。笑
消化性潰瘍とは...?
消化性潰瘍には胃潰瘍と十二指腸潰瘍があります。
消化性潰瘍を簡単に説明してしまうと、食べた物を消化するための攻撃因子(胃酸(塩酸),ペプシンなど...)と胃の内壁を守る防御因子(粘液,プロスタグランジンなど...)のバランスが崩れてしまい、攻撃因子が優位となることにより胃液が胃を攻撃してしまい胃が荒れてしまう事を言います。
消化性潰瘍の原因には3つ‼︎
1.攻撃因子>防御因子
2.ヘリコバクター・ピロリ感染
3.薬による副作用
1.攻撃因子>防御因子
先ほども紹介したように攻撃因子と防御因子のバランスが崩れる事によって胃の粘膜を自己消化してしまうという事があります。ストレスによる潰瘍もこれに分類されます。
胃潰瘍では防御因子の弱体化が強く関与し、十二指腸潰瘍では攻撃因子の増強が強く関与します。
そのため十二指腸潰瘍の場合は胃酸が抑えられる事により症状が良くなる事がありますが、胃潰瘍の場合胃酸が減ったとしても防御因子である粘液が減っているため必ずしも症状が良くなるとは限りません。
2.ヘリコバクター・ピロリ感染
皆さんもヘリコバクター・ピロリは一度は耳にした事があると思います。
ヘリコバクター・ピロリは胃粘膜に存在する事によって潰瘍やびらんができやすくなり、治癒しにくくなります。
なぜヘリコバクター・ピロリは胃酸によって消化されないのか...?
ヘリコバクター・ピロリは特殊な活性を持つ事により、自分の生育環境をアルカリ性にする事で酸性である胃酸から身を守り、さらに胃の粘膜を障害します。
難治性の潰瘍患者の80%~90%はヘリコバクター・ピロリの感染が認められています。
現在では息を吐くだけでヘリコバクター・ピロリに感染しているかを検査することもできるようになっているので迅速に感染しているかを確認することができます。
3.薬による副作用
薬の副作用でよく知られているのが、非ステロイド性の抗炎症薬(NSAIDs)による副作用です。代表例ではロキソニンなどがありますね。
NSAIDsによる消化性潰瘍には重篤な合併症(出血,穿孔など...)に繋がるものがあり、使用頻度の増加や高齢者の変形性関節症などにより服用増加することで潰瘍の可能性が高まることがあります。
好発年齢と症状について
好発年齢
胃潰瘍では40代以上の中高年層で多くみられ、十二指腸潰瘍の場合20~40歳の比較的若年層で多く見られます。また、胃潰瘍では男女で発症の差は見られませんが、十二指腸潰瘍の場合は男女比が3:1と男性に多いと言われています。
症状
消化性潰瘍患者の75~90%で見られるのが心窩部痛と言われ、みぞおち辺りに焼けるような痛みが現れます。
また、胃潰瘍の場合は食後に心窩部痛が現れ、十二指腸潰瘍の場合は空腹時や夜間に心窩部痛が現れ、食事を摂ることで痛みが和らぐとも言われています。
他にも胸やけや吐き気なども現れる事があります。また高齢者の潰瘍では出血を伴う場合が多くあり、吐血や下血が現れる事があります。
吐血をした場合は茶褐色(コーヒー残渣様)の血を吐く事があり、下血の場合は黒い便(黒色のタール便)を主徴とします。
治療
消化性潰瘍は一般的に内視鏡検査で潰瘍が消えて治癒となりますが、その時点で薬の服用をやめてしまうと短期間に高確率で再発してしまいます。したがって数ヶ月にわたって維持療法を行う必要があります。またヘリコバクター・ピロリ除菌も潰瘍の再発防止に有効です。
消化性潰瘍治療薬には大きく分けて二つあり、攻撃因子抑制薬(胃酸分泌抑制薬)と防御因子増強薬があります。
名前を見て分かる方も多いと思いますが、攻撃因子抑制薬は胃酸を止める薬や胃酸を中和するものがあり、防御因子増強薬は粘液の分泌を促進するものがあります。
最後に...
ロキソニンなどの痛み止めを飲んでいてこのような症状がある方や心当たりがある方は、一度服用を止めて病院に行きましょう。
いかがでしたか?読みにくい箇所もあるかと思いますが参考にしてみてください。
二つ目の記事にしては少し濃い内容を書いてしまったかなと思っていますが...、これからも日常の不思議や、皆様に役立つ知識などをこれからも少しずつ上げていけたらなと思っています。
毎日投稿っていうのは慣れるまでは難しそうですね。。。笑
前回の初めての投稿でアクセス数はないだろうと思っていましたが、見てみるとアクセスがありました‼笑
少ないとはいえ自分の記事を見に来てくださった方がいるというだけでこんなにも嬉しくなるとは思っていませんでした。笑 これからも投稿頑張ります‼
それではまた次の記事でお会いしましょう‼‼