気管支ぜん息についてまとめました‼
こんばんは‼やんやんです。
今日は1日勉強をしていました。そこで皆さんに紹介できる内容があったので紹介したいと思います。
今日のテーマは気管支ぜん息についてです‼‼
気管支ぜん息とは・・・?
気管支ぜん息とは、アレルギー物質を吸い込んでしまう事により気道の粘膜が慢性的に炎症を起こす疾患です。その炎症によって気道が狭くなったり(気道狭窄)、気道が過敏に反応する(気道過敏性亢進)場合があります。気道狭窄によって咳などを伴った発作性の呼吸困難を繰り返してしまう病気です。重症になると炎症が続き、気道の構造が変化して呼吸がしづらくなっていきます。
気管支ぜん息の分類
気管支ぜん息の分類には外因型(アトピー型)と内因型(非アトピー型)に分けられます。
外因型では小児期(10歳以下)で好発し、男児は女児に比べ発症率が高いと言われています。特徴としてアレルギー物質(ハウスダストやダニなど)が明らかで遺伝性であるものが多いです。
内因型では成人期(40歳以上)で多く見られます。特徴としてアレルギー物質が不明であり、遺伝性であることは少なく、ウイルス感染や温度の変化などが要因であると言われています。
ぜん息発作の反応の種類とその原因
ぜん息の発作の種類には即時型反応と遅発型反応の2つがあります。
即時型反応は、アレルギー物質などを吸い込んでから10分後位にぜん息の発作が現れ、3時間程度で症状が落ち着くものをいいます。好塩基球(白血球の一種)などからヒスタミンなどの化学物質が放出されることにより気道狭窄を起こし発作を起こします。
遅発型反応は、アレルギー物質を吸い込んでから3~4時間後にぜん息の反応が起き、1日位続くもので、好酸球(白血球の一種)が気道の粘膜に浸み込んでいき、化学物質を放出することによって反応を起こします。
薬剤によって起こるぜん息発作もある!?
薬の副作用で起こってしまうぜん息も存在します...。
非ステロイド性の抗炎症薬(NSAIDs)であるアスピリンなどによって起こるぜん息の事をアスピリンぜん息と言い、ぜん息の方が解熱・鎮痛薬であるアスピリンやロキソニンなど(NSAIDs)を服用すると症状が悪化してしまうため使用が禁止されています。
他にも狭心症や高血圧や緑内障の方に使われる治療薬の中にも(主にβ受容体遮断薬)気管支の筋肉を収縮させてしまう作用を持ち合わせているものがあり、これらもぜん息の方が服用すると症状が悪化してしまうため使用が禁止されています。
症状
主な症状として発作的な呼吸困難があります。特徴として呼気性の呼吸困難があり、息を吐き出しにくくなります。また発作は深夜から早朝にかけて多くなり、これは夜間に副交感神経が優位になるためです。
他にも季節の変わり目に症状が出ることがあります。(秋>春>冬>夏の順に多い)
重症時では、座った状態でないと呼吸がしづらくなります。(起坐呼吸)また息がしづらくなる事で血中の酸素濃度が下がり、唇や口腔粘膜が青紫色に変化(チアノーゼ)してしまいます。
治療
ぜん息の治療薬には大きく分けて発作治療薬と長期管理薬の2つが存在します。
発作治療薬は発作的な呼吸困難を改善する事を目的として用いられます。薬の最終的な作用は気管支を広げる事が基本となりますが、気管支を広げるという作用を表すまでの仕組みが異なるため多くの薬が存在します。また発作の重症度によって吸入や注射など、薬の使い方も異なります。
長期管理薬はぜん息発作の予防や、呼吸機能の正常化を目的として用いられます。発作治療薬と同じく気管支を広げる作用の薬や気管支の炎症を抑えるものがありますが、主に長時間作用するものがこちらに分類されます。症状の有無にかかわらず、毎日規則正しく服用することが望まれます。
注意すべき副作用
吸入のステロイドは声がかれてしまうなどの副作用があるため、吸入後にうがいをすることが望まれます。またステロイドの投与を急に中止すると症状が悪化してしまう(リバウンド現象)恐れがあるため、中止する際は症状を確認しながら徐々に減量していくことが必要になります。
他にも気管支拡張作用のあるテオフィリンでは代謝の関係で煙草によって作用が減弱してしまうため、喫煙習慣のある患者には投与量を高く設定します。服用中に禁煙治療を始める際は医師に相談する必要があります。
最後に...
・長期管理薬を飲んでいる方で発作が起こらないからといって途中で止めないこと。
・禁煙が望ましい。
・アレルギー物質に近づかない。またはこまめに掃除をして清潔を保つ。
・ロキソニンやアスピリン(NSAIDs)を使用している方は医師へ報告する事。
・高血圧、狭心症などを患っている方は服用している薬を医師へ報告する事。
・ステロイドの吸入薬を使用している場合は、使用後に必ずうがいをする事。
・症状が無くなっても自己判断で薬を止めないこと。
いかがでしたか?
やはり医療関係の記事を書くと少し時間がかかってしまいますね...笑
記事を書いていて専門的な用語を患者さんなどに説明する難しさをすごく実感しています。。すごく勉強になります‼笑
これからも少しずつ医療関係の記事を書いていこうと考えているので興味がある方は是非参考にしてみてください‼
それではまた次の記事でお会いしましょう‼‼